年が明け、2021年になりました。
去年に引き続き、今年も当分コロナ禍が続きそうです。
コロナウイルスの影響で、雇用に関しても厳しい状況が続いてますね。
私は自動車メーカーで非正規として働いていますが、去年の6月頃に比べると、この業界は割と雇用が回復しつつある。
不況の現在、アルバイトやフルタイムの仕事を探している方も多いことでしょう。
求人誌などで製造業の求人を目にしても、未経験ゆえに始めるかどうか躊躇してしまう…
そうした人に向けて、今回は「期間工や製造派遣」はきついのか?というテーマで、私の体験談も交えて語りたいと思います。
ブラック企業で働くぐらいなら、期間工や製造派遣のほうがマシ

世の中には、ブラック企業と呼ばれる会社が確かに存在します。
ブラック企業の特徴は以下の通り
- そもそも給料が安い
- 労働時間が長い(違法に)
- 休み、大型連休がない
- パワハラが横行
- 残業代が支払われない→サービス残業
私はブラック企業に勤めた経験はありませんが、ブラック企業に勤めているという自覚はあるが転職は躊躇してしまう…
そういった方々に、是非とも期間工や製造派遣という働き方を知ってほしい。
ブラック企業で時間を無駄にし、心身ともに疲弊し、貯金もままならない。
そのような状況から抜け出すことは意外に簡単。
期間工や派遣社員は非正規ですが、ブラック企業の正社員より収入も労働環境もずっと上です。
日雇い派遣 体験談

過去に私が経験した日雇い派遣について話します。
日雇い派遣は、まず派遣業者に登録して、その日の仕事を紹介してもらうのが普通。
現場は前日に知ることができ、日給は1万円ほどでした。
私は15年くらい前に日雇い派遣で合計3回しか働いたことはありませんが、今でも全ての現場を鮮明に覚えています。
・現場その1 遺品整理
この現場は横浜で、亡くなった方の家にお邪魔して、遺品を外に運び出すだけの仕事。
・現場その2 荷物の積み下ろし
この現場は川崎で、倉庫内で1日中、ひたすら荷物の積み下ろし。
腰と指が痛くて、もう2度と行きたくないと思う現場でしたね。
・現場その3 ゴミ屋敷の掃除
この現場は川崎で、ゴミ屋敷の主人立ち会いのもと、ゴミ屋敷の掃除。
ゴミ屋敷なんてTVでしか見たことなかったので、かなり衝撃的でした。
どちらかと言うと私は潔癖気味なので、この現場は地獄でしたねw
今となってはいい経験ですが。
日雇い派遣は、基本的に毎回現場が異なる。
よって、事前に乗り換え案内を調べたり、現場の場所を調べたりと、大変な部分も多く、デメリットと言えるでしょう。
日雇い派遣のメリットとしては、好きな日に働けるので、シフトの融通が利く点。
日雇い派遣をもう一度やりたいかと聞かれれば、答えはNOです。
警備員の仕事 体験談

東京でフリーターをしていた頃、1ヶ月ほど警備員の仕事をしていたことがあります。
警備の仕事は大きくわけて、交通誘導員と施設警備員とにわかれる。
交通誘導員は、日常でよく見かける警備員たちがやっている仕事で、工事現場周辺で通行人や車を誘導する仕事。
施設警備員は、商業施設やオフィスなどで警備にあたる。
私は前者です。
都内の工事現場で、通行人の誘導や片側交互通行の案内を行ってました。
警備員は、雇用前研修が21H(3日間)ある。
研修では、手旗の使い方や声の出し方、遺失物の取り扱いなどについて学びます。
警備員の日給は1万円ほど。
警備員のメリットとデメリット
メリット
・仕事が早く終わっても日給は全額支給
・シフトが自由
・仕事そのものは楽
デメリット
・基本的に現場は毎回異なる
・現場ごとに知らない人達と一緒に仕事をするので、人間関係が面倒
・屋外での仕事なので、夏は暑く、冬は寒い
・常時、ヘルメットと制服を着用しなければならず面倒
・出勤前と終業後、いちいち支店に報告の電話をしなければならない
・工事現場の業者は柄が悪かったり、体育会系の割合が高い
警備員の仕事をもう一度やりたいかと聞かれれば、答えはNOです。
期間工はきついのか?結論は…

期間工や製造派遣は、未経験者OK、学歴不問で、40代でも始めることが可能。
大切なのは、健康体とやる気。
期間工は寮費・水道光熱費が無料で、稼げるメーカーだと年収は450万円前後。
一方、派遣社員も期間工に匹敵する案件は沢山あります。
期間工はきついのか?と聞かれれば、
ほとんどがライン作業の肉体労働なので、決して楽ではありません。
しかし、私の経験上、日雇い派遣や警備員の方が期間工よりもきつかったです。
期間工は屋内での仕事だし、職場の異動は滅多になく、メーカーによりますが配置転換(工程変更)も稀で、仕事も単純作業。
人間関係も限られた範囲です。
期間工も製造派遣も有期雇用で、寮もあるので、ある一定の期間やってみる価値は十分にある。