「期間工は底辺だ」という意見がある。
その理由として、期間工は
- 学歴・経験不問で採用率が高い
- 非正規労働者
- 肉体労働
- 単純作業でスキルが身につかない
大体こんなところでしょうか。

私の意見としては、期間工は底辺ではない!と、強く思います
それと同時に、ある現役の期間工が『俺は底辺期間工だ』と嘆くなら、それはそうだとも思う。
受け止め方なんて、結局は本人次第。
ただ、客観的に見ると期間工は決して底辺ではない。

まず、期間工として働いている人たちについて考えてみましょう。
期間工は学歴・経験不問で、健康であれば誰でもなれる可能性がある。
だから期間工には、元不良・チンピラのような底辺な人間も一定数いるのは事実。
【私が思う底辺な人の定義】
自分を律することができない…その結果が↓↓
- ギャンブル狂→借金するほど
- キャバクラや風俗が大好き→貯金0
- 仮想通貨やFXなどの投機に現を抜かし一喜一憂している→負け越して借金
- 非常識→ポイ捨てなどの素行不良
底辺にならないためには、常識を持ち、自分を律する必要がある。
「朱に交われば赤くなる」と言うように、人間は周囲の影響を強く受ける生き物です。
よって、底辺な人たちと一緒にいると自分もそうなってしまう可能性がある。
だから同じ職場の期間工と接する際は、益者三友を基準としよう。

次に、期間工の待遇や労働環境について考えてみます。
メーカー直接雇用の期間工は基本的に、
寮費・水道光熱費が無料で、
充実した福利厚生があり、
未経験でも年収は400万円以上です。
「経験・学歴不問」でこの待遇は、決して底辺とは言えません。

労働環境についても、ブラック企業のように残業代未払いや休みがないなんて事もない。

仕事は慣れるまではきついですが、慣れてしまえば楽です
期間工はトヨタ自動車など大手メーカー直接雇用の契約社員だから、中小企業やブラック企業の正社員よりも労働環境・収入の両面で恵まれていると言えるでしょう。
期間工の仕事は誰でもできるような簡単な作業だから、担当工程さえマスターすれば、生え抜きの社員と同じように会社に貢献できます。
社員は多能工として複数の工程をマスターしなければなりませんが…
期間工は多くても2、3工程が関の山。
最初から最後まで1工程だけ担当なんて事もざら。
期間工はスキルが身につかないと言いますが…
これに関しては、ほぼほぼ事実です。
例えば、車体にヘッドライトを取り付ける作業は、その工程でしか意味を持ちません。
こういった単純作業は「帯に短し襷に長し」で、他業種では応用が利かない場合がほとんど。
期間工の仕事は専門知識や資格がなくてもできる作業に限られるので、どうしても単純作業に帰着します。長くても約3年しか働かない期間従業員だから、社員のように骨の折れる仕事を任されることもないので身軽で、それでいて稼げる。メリットとデメリットは表裏一体です。
所詮、期間工=貯金特化型の働き方は、目的を達成するための手段に過ぎない。
あくまで一時的な仕事。

「俺は底辺期間工だ」なんて卑屈になる必要はない
大手メーカーの期間従業員として胸を張って、自分の夢や目標に向かって行けばいいと思います。
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