ぶっちゃけ派遣ってどうなの?
始めたいけど、そもそも仕組みが分からない…
そのようなお悩みを抱えている方にとって、
幾つも派遣会社を渡り歩いてきた私の経験がお役に立てば幸いです。
製造派遣とは
まず「人材派遣・派遣社員」と聞くと、
漠然と、専門的な技能や資格が必要だと考える人も多いでしょう。
しかし、こと工場での派遣のお仕事に関して言えば、未経験でもできる簡単な作業がほとんどであり、難しい専門的な作業は基本的に正社員が行うので、派遣の仕事を始めるのは実際には思いの外ハードルは低いと言えます。

次に、派遣社員が正社員やアルバイトとどう違うのか?について。
上のイラストを見れば一目瞭然ですが、派遣という働き方は、
【派遣会社・派遣先の企業・派遣社員】この3者が存在して初めて成り立ちます。
正社員やアルバイトと派遣社員が明確に異なるのは、前者が直接雇用であるのに対して、後者は派遣会社と雇用契約を結んだうえで派遣社員として派遣先企業に勤務する点であり、雇用形態が大きく異なる。
私が製造派遣の仕事を始めた理由

私が2000年頃に工場派遣の仕事を始めた一番の理由は、寮つきで稼げて、それでいて仕事は未経験OKだったから。
派遣は寮と仕事がセットになっているのが便利な点で、特別な技術や資格やお金がなくても他の都道府県に移住し新天地で仕事を始められる、これは助かりますよ。
入寮するならボストンバッグ1つでまったく新しい生活を始めることが可能であり、
今の生活環境を大きく変えることができます!
ほとんどの派遣会社が赴任旅費を支給してくれるので、ただで片道切符を手にできる。
帰任旅費はない場合が多いですね(笑)
製造派遣がおすすめな人

下手にバイトを掛け持ちするより、心機一転バイトのノリで派遣に転身するのもありです。
工場の仕事の方が稼げますし、作業も単調なので慣れれば楽。
コミュニケーションが苦手な人でも働きやすい環境です。
製造業の派遣は稼げます!
人材派遣会社の待遇は一律ではない
派遣会社と一口に言っても、全国展開している日総工産やアウトソーシングのような大手から地域密着系の小さな派遣会社まで、数えきれないほど存在します。
ここで知っておいてほしいのは、派遣会社の待遇は一律ではないということ。
つまり、各派遣会社の待遇には格差がつきもの。
この事実を知らずに適当に派遣会社を選んでしまうと、後で後悔することになります。
だからこそ、待遇を比較するコツを把握しておきましょう。
同一派遣先における待遇 | A社 | B社 |
時給 | 1500円 | 1300円 |
入社祝い金 | 20万円 | 15万円 |
待遇の格差は、時給や入社祝い金の差額に表れます。
この場合だと、派遣会社はAで決まり。
俄かには信じ難いかも知れませんが、こういった格差は往々にして存在します。
では具体的にどの派遣会社を選べばいいの?といった単純な疑問が湧くと思いますが、はっきり言って正しい答えはありません。
なぜならば、どの派遣先でも断トツで待遇が1番である派遣会社は存在しないからです。
ですので最終的には、何に重きを置くか決めたうえで、自ら個々の派遣先における各社の待遇を比較する必要が生じます。
とは言え自ら比較し見極めるのは難しいと思うので、私が実際に利用した中でおすすめの派遣会社を載せておきます。

おすすめな理由は、
・どの派遣先でも全体的に待遇が良い
・現場担当者にできる人が多い
・全国に仕事がある
・空求人がない
・登録→入寮→就業までがスムーズ
・WEBで給与明細を閲覧できる
派遣会社の寮の特徴と入寮の注意点

期間工の寮とは異なり、派遣は民間のアパートやレオパレスが主流です。
基本的には物件の資料を見て寮を選ぶことはできませんが、車を持ち込む場合は駐車場ありの物件に入居できることが多いです。
派遣で入寮の場合は賃貸とは異なり、敷金や礼金や火災保険への加入は必要ありません。
レオパレス以外の物件は大抵の場合「TV・冷蔵庫・エアコン・布団一式」などの備品が有料で、必要に応じて派遣会社からレンタルするかたちになります。
家賃と水道・光熱費は実費で、備品代と一緒に給与から天引き。
※派遣会社によっては水道、電気、ガスを自ら契約しなければならない場合もあります。
これが非常に面倒ww
ガスの開栓は立ち会いが必要なので、特に厄介です。
業者に予約を取るところから始める必要がありますからね。
あとは、なぜか布団だけ用意してくれない会社も意外に多いw
と言うのも、布団は使い回すことができないですからね。
布団一式は運ぶのも大変なので、自分で買って準備するのが面倒なんです。
入寮手続きは赴任時にその寮で行うことが多く、規約を読んで1枚の契約書にサインするだけで終わります。
その際に緊急連絡先または保証人の記入欄がありますが、こちらは自ら記入しても問題ない場合がほとんどなので、事前に両親などに許可を取っておきましょう。
派遣社員の社会保険について

派遣社員の社会保険 まとめ
・健康保険
・厚生年金
・雇用保険
・労災保険
雇用契約期間が2ヵ月以上であり、尚且つ、勤務日数・時間が正社員の4分の3以上であること
例えば、正社員の勤務日数が20日・勤務時間が週40時間ならば、
派遣社員は日数が月15日以上、時間が週30時間以上であれば加入できる
※初回契約が2ヵ月なら、契約更新しないなら加入不要。
1回以上契約更新するなら雇用期間が4ヵ月以上~になるので、加入が求められる。
1週間の所定労働時間が20時間以上で、尚且つ、6ヵ月以上の雇用が見込まれていること
無条件で加入できて派遣会社が全額負担
製造派遣のメリットとデメリット

製造派遣の応募から就業開始までの流れ

一度ここで、派遣のお仕事に応募してから就業開始までの流れを確認しましょう。
※様々な派遣会社が存在しますが大まかな流れは変わりません
応募から就業開始までの流れ
WEBから応募フォームに必要事項を入力して申込む
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最寄りの会場で登録会に参加し、希望する仕事の詳細を説明してもらう
※登録会とは、ほぼ面接のようなもので、大抵は私服で問題ありません。
※最近ではWEBでの登録会を導入している会社もあります。
▼
即日、もしくは1週間以内には合否の連絡がある
※工場見学が可能な場合もあり。交通費は自腹が多い。
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採用決定後、郵送またはメールで就業に関する案内が届く
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案内に従い指定された日時に指定された場所(工場、駅、オフィスなど)に集合
※入寮の場合、案内に従って就業開始日より前に入寮し、寮から通勤が基本
▼
いよいよ勤務開始日
当日または事前に派遣会社の現場担当者からその日の流れについて説明がある
職場に配属後は派遣先企業の社員の指示に従い、研修などを経て就業開始

製造派遣の仕事のさがし方

続いて、派遣のお仕事の探し方について。
おすすめは次の2つ。
・工場求人ナビ
・工場ワークス
この2つは便利です。

昔は、仕事探しは求人誌が主流でした。
今は猫も杓子もスマホを持ってますよね。
2000年頃は携帯電話が普及し始めた頃なので、かなり隔世の感があるw
改めて便利な世の中になったなぁ~と思う今日この頃。
今はスマホ1つあれば、簡単に仕事を探すことができる。
もちろんPCでも。
とりわけ日総工産の工場求人ナビは閲覧しやすく、細かく条件を絞り込めるので、きっと自分に合った仕事が探せます!
工場ワークスの方は、同一派遣先における各社の待遇を比較するのにもってこいですよ。
日総工産編 工場求人ナビを利用する

日総工産の求人に特化した「工場求人ナビ」
工場求人ナビに掲載してあるものは全て日総工産の求人なので、他社の求人は未掲載。
仕事は日本全国にあるので、希望すればどのエリアでも働くことが可能です。
自宅周辺で探したり、キーワードで探したり、こだわり条件で細かく絞り込んだりと、希望する条件の仕事を探しやすい!
工場求人ナビはこちら
工場ワークスを利用して仕事をさがす

工場系の求人に特化した「工場ワークス」
特化サイトだから工場の求人に強く、すごく便利。
特徴としては②のように、ほぼ毎日求人情報が更新されます。
加えて、派遣だけでなく正社員やアルバイトの求人情報も漏れなくさがすことが可能。
工場ワークスの欠点は主に次の2つです。
・偶に邪魔な位置に求人広告が出て来る
・例えば、神奈川県の検索結果に「面接または登録会が県内で実際の就業先は愛知県」みたいなものが反映され紛らわしいことがある
とは言え、予め欠点を把握しておけば工場求人においては当代随一でしょう!
例えば、いすゞ自動車の藤沢工場で派遣として働きたい場合、
①で関東エリアを選択
③の検索窓で『自動車 湘南台駅』とキーワード検索
ヒットした派遣会社一覧の待遇を比較すると時給、満了金の額と支給条件、寮などの相違点が明確になるので、自分が納得できる派遣会社を選びましょう。
時給が100円違うなんてざらにある世界だからこそ、比較が大きな意味を持つ。
④の「らくらく検索」もサクッと検索できて便利です!
都道府県×職種・特徴×給与形態(時給or日給or月給)の給与金額を指定
【例】愛知県×寮あり×時給1,500円以上
工場ワークスで自分にぴったりのお仕事を見つけましょう!
工場ワークスはこちら